商品・サービス別原価計算表|材料費・人件費・共通経費を1件ごとに見える化
売価は分かっていても、材料費・作業時間・共通経費を同じ基準で足せなければ、売れるほど利益が減る商品を見落とします。本商品は、商品・サービス1件ごとの原価と粗利を比較できる状態まで整えます。
2026-07-22 更新(v1.0.2):入力不足・文字誤入力を止める判定と共通経費配賦シートを追加しました。配賦プールID・対象期間ごとに配賦基準合計と配賦額合計を照合できます。購入済みの方は、更新後のZIPを再ダウンロードしてください。
この商品で終わること
商品単位の原価と粗利を同じ基準で比較できる状態まで、入力・確認・判断・記録の順で進められます。
- 材料費・人件費・外注費・変動費を1件単位で集計
- 家賃などの共通経費を選んだ配賦基準で割り当て
- 粗利額・粗利率・最低確認価格を横並びで比較
v1.0.2で強化した点
- 商品行は必須入力がそろうまで計算せず、『要確認』『入力エラー』『OK』を表示
- 共通経費配賦シートで月額費用・配賦基準・月間数量から1件当たり配賦額を算定
- 配賦プールID・対象期間ごとに、配賦基準100%と配賦額総額の一致を確認
- 同じ配賦プール・対象期間で異なる配賦基準名が混在した場合は『要確認』で停止
- 直接費と共通経費を分けたまま、粗利・粗利率・最低確認価格を比較
- 「判断・変更ログ」に対象期間・根拠資料・確認先・期限・変更セル・採否理由を記録
向いている方
- 商品やサービスごとの採算が分からない小規模事業者
- 元資料を手元に集め、担当者と確認しながら進められる方
- 一度きりの作成ではなく、月次・案件ごとに更新できる台帳を求める方
向いていない方
- 税務・法務・融資の個別判断や代理を求める方
- 元になる請求書、見積書、工数などを用意できない方
- スマートフォンだけで複雑な表計算を完了したい方
付属ファイル
ダウンロードは unit-cost-products-services_v1.0.2.zip の1点です。展開すると次の編集可能ファイルが入っています。
00_README.md01_編集用実務ブック.xlsx02_運用ガイドと判断フロー.docx03_出典と更新履歴.md
実務ブックには「使い方」「商品別原価」「共通経費配賦」「記入済み例」「集計・判断」「最終チェック」「出典・更新履歴」「判断・変更ログ」を収録しています。
購入前の見本
見本の会社名・工事名・人物・金額はすべて説明用の合成例です。購入後は商品別原価シートへ入力してください。
必要な環境
- 確認済み: macOS / LibreOfficeDev 26.8
- Microsoft Excel / Word: 標準的な数式・OOXMLで作成していますが、本制作環境では実機未確認です
- Googleスプレッドシート / Googleドキュメント: 未確認です
- スマートフォンだけで初期設定と大量入力を完了する用途には向きません
含まれないもの
個別相談、入力代行、申請・交渉代理、法的・税務・安全判断、継続サポート、成果保証は含みません。
他商品との違い
No.5は会社全体の損益分岐点、本商品は商品1件ごとの採算を扱います。
基準日と出典
基準日は2026-07-20です。主な一次情報は次のとおりです。
- 2026年版中小企業白書 第2部第2章
- https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2026/PDF/chusho/04Hakusyo_part2_chap2_web.pdf
- 確認日: 2026-07-20
- 2025年版小規模企業白書 第1節 小規模事業者の経営力の向上
- https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2025/shokibo/b2_1_1.html
- 確認日: 2026-07-20
制度・様式・運用は変わるため、実際に使う時点で公式サイトと所管窓口を再確認してください。
まず開くファイル
ZIPを展開し、最初に 00_README.md、次に 01_編集用実務ブック.xlsx の「使い方」を開いてください。架空例を確認してから商品別原価シートへ進むと、数式セルの上書きや単位違いを防ぎやすくなります。
用意する資料
- 商品・サービス名と現在価格
- 材料・外注・決済等の1件当たり費用
- 標準作業時間と時間単価
- 月間共通経費と配賦基準
入力前に、対象期間、税込・税抜、数量単位、版、担当者をそろえてください。不明な値は推定で確定せず、『要確認』として根拠資料、確認先、期限を残します。
手順
- 対象商品と計算期間をそろえる
- 直接費を1件当たりに換算する
- 作業時間と社内時間単価を入力する
- 共通経費の配賦プールID・対象期間・配賦基準を決め、プール照合が「一致」か確認する
- 粗利額・粗利率を比較する
- 「判断・変更ログ」に根拠資料・確認先・期限・変更セル・採否理由を記録する
架空の完成例の読み方
「記入済み例」には、合成した会社・案件・工事・人物と説明用の数値を入力しています。結果の数値を正解として流用するのではなく、どの資料をどの列へ入れ、どの出力を次の判断につなげるかを確認してください。
判断フロー
- 粗利がマイナスなら見積・仕様・仕入れを再確認
- 共通経費配賦後だけ赤字なら配賦基準も再確認
- 価格改定を検討するときはNo.11の必要値上げ率計算へ進む
商品間の引継ぎと二重計上防止
No.5・No.20へ渡す変動費は、販売数量に連動する直接費だけです。共通経費は固定費側へ一度だけ入れ、No.1の配賦済み原価とNo.5・No.20の固定費へ同じ費用を二重計上しません。
よくある失敗と戻し方
- 税込と税抜が混在する:税込・税抜の基準を一つ決め、売価と各原価を元資料から同じ基準で入れ直します。変更したセルと基準を更新履歴へ残します。
- 経営者自身の作業時間をゼロ扱いする:実作業時間に社内時間単価を掛けた額を人件費へ入れます。単価を決められない場合は仮単価と見直し日を記録します。
- 月額費用を1件原価へ二重計上する:その費用を直接費にするか共通経費にするか一方へ統一し、重複した入力を削除して粗利を再計算します。
- 販売数量ゼロの商品へ共通経費を割り当てる:数量ゼロの商品を配賦母数から外すか、再開予定を確認して別管理にします。残る商品の配賦額を再確認します。
- 粗利率だけ見て粗利額を確認しない:粗利率と粗利額を並べ、目標粗利率から算出した最低確認価格も確認して、採用・見送り理由を記録します。
最終チェック
実務ブックの「最終チェック」を上から確認し、確認者と確認日を入力します。期間・単位・税込税抜、元資料との一致、数式セル、採用した前提、確認者を重点確認します。
確認先と免責
計算・集計結果は入力値と前提に依存します。自社の契約、規程、会計方針と専門家の判断を優先してください。
本商品は作業補助であり、利益改善、交渉合意、提出受理、適法性、安全性を保証するものではありません。判断に迷う場合は、行政庁、公的相談窓口、税理士、弁護士、行政書士、社会保険労務士等の適切な確認先へ相談してください。