共通経費配賦比較表|家賃・管理費を売上比・時間比・作業量比で比較

家賃、管理部門人件費、システム利用料などを「なんとなく売上比」で配っていませんか。

この商品では、同一期間・同一対象の共通経費を、売上比・時間比・作業量比の3方式で並べて比較します。配賦額を出すだけでなく、どの方式を採用したか、なぜ採用したか、何を根拠にしたか、いつ見直すかまで記録できます。

7シートの編集用ブック、記入済みの3方式比較例、運用ガイド、独立した6段階の配賦基準決定フローをまとめています。ゼロから数式、比較表、判断記録欄を設計する代わりに、自社資料への置換とレビューへ時間を使うための実務キットです。特定の利益改善や会計上の正しさを保証するものではありません。

この商品で終わること

購入後は、次の状態まで進められます。

ここで扱う配賦額は、社内の採算管理・意思決定を助けるための数値です。財務会計や税務上の処理を自動決定するものではありません。

向いている方

向いていない方

付属ファイル

ダウンロードは common-overhead-allocation_v1.0.0.zip の1点です。展開すると、次の編集可能ファイルが入っています。

購入前の見本

![購入前プレビュー](images/purchase_preview.png)

見本の会社名、商品名、金額、判断理由はすべて説明用の架空・合成例です。購入後は、自社の一次資料と社内方針に置き換えてください。

必要な環境

含まれないもの・制約

個別相談、入力代行、会計処理・税務処理の個別判断、価格交渉、契約変更、継続サポート、成果保証は含みません。

売上比、時間比、作業量比のどれかが常に正しいわけではありません。取得できる記録の質や管理目的によって適切な基準は変わります。

本ブックは、1つの共通経費プールにつき最大20対象を比較する設計です。複数プールを扱う場合はプールごとにファイルを複製し、各ファイルで合計一致を確認してから、確定した採用配賦額だけを別の集計台帳へ転記してください。行追加や数式範囲の拡張を無確認で行うと警告・集計範囲から外れるため、20対象を超える運用には向きません。また、パソコン性能、利用ソフトによって操作感や表示が異なる場合があります。

他商品との違い

No.1は商品・サービスごとの直接原価を組み立てる商品です。No.3である本商品は、直接特定できない共通経費を3方式で比較し、採用配賦額を決める工程に特化しています。No.6の顧客別採算表やNo.7の商品別利益ランキングへ渡すのは、本商品で確定した「採用配賦額」だけです。

最初に開くファイル

ZIPを展開したら、最初に 02_運用ガイドと判断フロー.docx で全体の作業順を確認します。次に 01_編集用実務ブック.xlsx の「使い方」シートと「記入済み例」を開き、黄色セルが入力、青色セルが自動計算であることを確認してください。

配賦基準を決める会議では、04_配賦基準決定フロー.docx を併用します。元のExcelは正本として保存し、自社入力用のコピーを作ってから編集すると復旧しやすくなります。

用意する資料

金額は税込・税抜のどちらかへ統一し、期間と単位をシート上に明記します。不明な値は0で埋めず、確認先と期限を残してください。

1. 共通経費プールを固定する

対象期間を決め、家賃、管理部門人件費、共通システム費など、複数の商品・サービスへ共通して発生した費用を集めます。商品や案件へ直接特定できる費用は、先に直接費へ戻します。

費用ごとに発生要因が異なる場合は、一つの大きな共通経費にまとめず、管理部門人件費、受注処理費、設備費などへプールを分けます。

2. 比較対象をそろえる

「3方式比較」へ、同じ対象商品・サービスについて売上高、作業時間、作業量を入力します。一つのプールに対して、行ごとに異なる方式を混在させないことが重要です。

3. 3方式の差を見る

売上比は売上規模、時間比は支援・設備利用時間、作業量比は件数・回数・数量を基準に配賦します。方式差最大の列で、基準を変えると採算判断が大きく変わる対象を先に確認します。

4. 合計一致を確認する

売上比、時間比、作業量比の各方式について、配賦額の合計が共通経費総額と一致することを確認します。一致しない場合は、空欄、期間ずれ、対象漏れ、単位違いへ戻ります。

5. 1方式を採用して理由を残す

売上比は管理負荷が売上規模に連動する場合、時間比は支援・管理・設備利用が時間に連動する場合、作業量比は件数や数量が負荷を説明する場合に検討します。因果だけでなく、毎月同じ品質で測定を続けられるかも確認します。

採用方式、採用理由、弱点、根拠資料、確認者、見直し日を保存します。精密に見えても継続不能な基準を無条件に採用する必要はありません。暫定基準なら、暫定であることと期限を明記します。

6. 次の台帳へ引き継ぐ

入力状態が「OK」で、合計一致と承認記録を確認した採用配賦額だけを、商品別または顧客別の採算台帳へ転記します。

架空の完成例

記入済み例では、2026年6月の共通経費900,000円を、定期保守、スポット修理、研修の3対象へ配賦しています。

例では時間比を採用し、採用配賦額は468,000円、234,000円、198,000円、合計900,000円です。同じ共通経費でも、方式によって各対象の採算が大きく変わることを確認するための例であり、時間比を推奨するものではありません。

商品間の引継ぎと二重計上防止

No.1、No.6、No.7へは、本商品で確定した採用配賦額だけを1回転記します。家賃や管理費の元額を別列で再加算すると二重計上になります。

転記時は、転記元ファイル、対象期間、商品IDまたは顧客ID、採用方式、確認日を残します。複数の商品へ配った採用配賦額の合計が元の共通経費と一致することを確認してください。費目別に方式を変える場合は、先にプールを分け、各プール内では一つの方式へ統一します。

判断フロー

  1. 費用を商品・案件へ直接特定できるか確認する。できる場合は直接費へ戻す。
  2. 共通費なら、発生負荷を最も説明するのが売上、時間、作業量のどれか確認する。
  3. 基準値と共通経費の対象期間が一致しているか確認する。
  4. 同じ記録を次回も取得できるか確認する。
  5. 3方式の差によって意思決定が変わる対象を確認する。
  6. 各方式と採用配賦額の合計が元額へ一致したら、採用理由、承認者、見直し日を保存する。

よくある失敗と戻し方

最終チェック

未確認項目がある場合は、確定値や対外説明用の数値として使わず、対応メモと期限を残します。

公式情報・基準日

本商品の基準日は 2026-07-22 です。

制度、公開資料、URL、会計・税務上の取扱いは変わる可能性があります。利用時点の公式情報、自社の会計方針、顧問税理士等の確認を優先してください。

免責

本商品は、共通経費配賦の比較、社内検討、記録を補助するテンプレートです。特定の配賦基準、会計処理、税務処理、価格、利益改善を保証しません。契約・会計・税務・法務の個別判断が必要な場合は、税理士、弁護士、行政・公的相談窓口など適切な専門家へ相談してください。